Last updated: Oct. 18, 2019

京都大学 固体量子物性研究室

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ようこそ京都大学 固体量子物性研究室ホームページへ!!

固体量子物性研究室は前野悦輝教授・石田憲二教授・米澤進吾准教授・北川俊作助教のもと、総勢約20名で活動をしています。


お知らせ

修士課程・博士後期課程への入学や、当研究室で担当している課題研究Q4(卒業研究)、課題演習B4に興味のある方は、研究室スタッフまでお問い合わせ下さい。


News

10月になってメンバーが入れ替わったので、メンバーのページを更新しました。

元メンバーの河村君が中心となって行った鉄系超伝導体BaFe2(As1-xPx)2において超伝導と反強磁性ゆらぎとの普遍的な関係を明らかにした論文がPhys. Rev. B誌にRapid Communicationとして掲載されました。

昨年度D3の真砂さんが中心となって行ったスピン三重項超伝導候補物質UCoGeの圧力下での超伝導状態のスピン磁化率を測定した論文がPhys. Rev. B誌に掲載されました。

院生日記に谷口のOxide SuperSupin 2019@ソウル(韓国) 出張報告を追加しました。

写真館に春レク2019 @ Supreme BBQを追加しました。

Oxide Superspin Workshop 2019(2019年6月24日~28日 韓国、ソウル)で多くの学生が発表します。発表リストはこちら

院生日記に池田のアメリカ物理学会2019出張報告を追加しました。

当研究室のM1、金城さんが中心となって行った、LaRu4P12でのNMR測定を通した超伝導体への磁場効果の研究の結果がJPSJ誌Short Noteに掲載されました。

PDのC. Sowさん(現・インドIIT Kanpur)が中心となって行った、Ca3(Ru1-xTix)2O7の電流誘起反磁性とそのスイッチング実験の結果がPhysical Review Letters誌に掲載されました。

新年度になりました。メンバーのページを更新しました。

日本物理学会第74回年次大会(2019年3月14日~17日 九州大学伊都キャンパス)で多くの学生が発表しました。発表リストはこちら


Recent Topics

鉄系超伝導体BaFe2(As1-xPx)2における超伝導と反強磁性ゆらぎとの普遍的な関係[2019年8月]
鉄系超伝導体BaFe2As2は様々なドーピングや圧力によって反強磁性が抑制され、超伝導が発現します。我々はAsの一部を等価数のPで置換したBaFe2(As1-xPx)2に対して圧力をかけ、P置換量と圧力という2つのパラメーターを変化させることで超伝導転移温度を支配する本質的なパラメーターを探索しました。図にあるように様々なパラメーターにおける超伝導転移温度は反強磁性量子臨界点との距離θでスケールさせることができます。これは超伝導転移温度がθと密接に関係している、つまり、反強磁性ゆらぎと超伝導が強く相関していることを示しています。本研究は京大量子凝縮物性研、東大との共同研究です。 この結果はPhys. Rev. B誌にRapid Communicationとして掲載されています。 preprintはこちら
図:BaFe2AsP2_phasediagram
UCoGeの圧力下常磁性領域におけるスピン三重項超伝導[2019年7月]
UCoGeは強磁性の内部で超伝導転移を示す特異な物質です。 我々のグループのこれまでの研究などから,この系ではc軸方向の大きなスピン揺らぎ(強磁性転移に近い状態)が超伝導の発現に欠かせないと考えられています。 強磁性と密接な関係を持つことから,この強磁性超伝導状態ではクーパー対のスピンのそろうスピン三重項対が実現していることが期待されてきました。 我々はUCoGeの単結晶試料に対して,強磁性が消失する1.09 GPaで59Co核磁気共鳴(NMR)を行いました。 その結果,超伝導転移に伴ってナイトシフトがスピン成分に比べて大きく減少せず,スピン三重項対という仮説に整合的であることが明らかとなりました。 さらに,スペクトルを詳細に見ると転移温度以下でナイトシフトが増大,減少する2つの成分があることがわかりました(図)。 これはスピン磁化率が減少のみならず増大する成分があることを示唆し,この振る舞いは多くの超伝導体で実現するスピン一重項対では見られない,きわめて特異な現象であると言えます。 また,今回の測定では磁場をc軸に直交させてスペクトルを得ましたが,このことと磁化率の異方性を考慮すると,スピン三重項対の秩序変数であるdベクトルは 少なくとも今回測定を行った磁場下では磁化困難軸であるa軸に近い方向を向いている可能性があることを指摘しました。 本研究は名古屋大学及び東北大学金属材料研究所との共同研究です。この結果はPhysical Review B誌にRegular Articleとして掲載されています。 preprintはこちら
UCoGeの圧力下59Co NMRスペクトルの温度依存性。
Ca3(Ru1-xTix)2O7の電流印加による反磁性の出現とそのコントロール[2019年5月]
最近我々はモット絶縁体Ca2RuO4に電流を印可することによって、低温で巨大な反磁性が生じることを明らかにしました。 その起源を明らかにするため、類縁の絶縁体Ca3(Ru1-xTix)2O7に対して、電流印可下での電気的・磁気的特性の変化を研究しました。その結果、この物質でも同様の電流印可反磁性が生じることがわかりました。しかし、先行研究のCa2RuO4との大きく異なり、Ca3(Ru1-xTix)2O7ではRuスピンの反強磁性秩序と電流誘起反磁性が共存すること、また電流のオン・オフによって反磁性もオン・オフできることを示しました。この発見は、電流印可下での新奇物性が生じるメカニズムの解明に向けて重要な知見となると考えています。本成果はPhysical Review Letters誌に掲載されました。

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2018/01/09
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